善福寺川に架けられている尾崎橋を通る道は、 五日市街道です。橋の傍らの緑地に、 五日市街道について杉並区の案内があり、 それによると五日市街道は、
地下鉄新高円寺近くで青梅街道から分かれ、松庵一丁目を通り武蔵野市 ・小金井市を経てあきる野市に達する全長約52kmの街道です。 江戸時代初期は伊奈道とよばれ、秋川谷で焼かれた炭荷を江戸へ運ぶ道として利用されていたようです。 農産物の運搬や小金井桜の花見など 広く生活に結びついていて、明治以降五日市街道といわれるようになりました。 この街道に沿っていた杉並区内の昔の村は、高円寺村・馬橋村・和田村・田端村飛地・成宗村・田端村・大宮前新田・中高井戸村・松庵村で、沿道の神社や寺院・石造物の数々に往時をしのぶことができます。 武蔵野台地を西から東へ走る五日市街道と玉川上水は、多くの新田開発を促し、 多摩地域の発展に大きな力を与えてきました。 (2002.9.21撮影) 左下の写真は、 杉並区梅里1丁目青梅街道から分かれる五日市街道の入口です。 右下は、 成田東1丁目付近の街道風景です。 (2008.3.22撮影) |
〇 所 在 地 杉並区成田東3丁目17
○ 交 通 関東バス JR中野駅〜吉祥寺駅
善福寺川緑地公園前下車