藤坂の名は、 坂下にある曹洞宗伝明寺が藤寺と呼ばれていたことから、 これに因んで呼ばれました。「東京名所図会」という書には寺の伝え
として、 慶安3年(1650)10月27日徳川三代将軍家光が鷹狩りの帰途、この寺に立ち寄り庭一面に藤があるのを見て、これこそ藤寺なりと云われたとの記事があり、
藤寺と呼ばれるようになりました。 ここからは、 昔富士山が望まれたので富士坂とも呼ばれ、また、伝明寺には、 藤の名木があり、 付近一帯は湿地で禿(河童)がいて、禿坂とも云われたとのことです。 (2002.3.30撮影) |
〇 所 在 地 文京区小日向4−3と4の間
○ 交 通 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷